≪子ども・親子向け作品≫
ピピ とべないホタル
上映時間:90分
監督: 中田新一
出演: 藤田淑子
こおろぎさとみ 久米明

<ストーリー>
明日はとべる、
みんながいるから。

 夏の夕暮れ、人里近い田畑で多くの虫たちが、新しい命の誕生を期待を込めて見つめています。清らかな流れの中でしか生きていけないホタルたちが誕生するのです。次々に生まれたホタルたちは、美しい水の上で光っています。他の虫たちの大合唱が流れ、気持ち良く舞い続けるホタルたち。ところが、光っているだけで、とべないホタルがいます。ピピです。
羽がちぎれてとべないピピは、乱暴者のショウやわがままなミミたちにいじめられ、悲しい日々を過ごします。しかし、林の長老クワガタさんは、自然界で苦しみや悲しみをバネにしていく生き方をピピに教えてくれました。
ある日、おやどの近くに新しいクモの巣を発見したピピは、一生懸命、危機の信号を仲間に送り続けます。ところが背後からクモが迫ってきます。あぶない!
そのピピを救ってくれたのは、仲間のキラです。自分の方にクモの注意を向けて救ったのです。その話をアイから聞いたピピの目から涙がこぼれ落ちます。
「ボクは一人じゃなかった…」
その事があってから、ピピは他のホタルたちと打ちとける事ができるようになりました。ユーモアのあるユウ、世話好きのルル、音楽好きのラン、みんな仲間です。しかし、楽しい日々を嵐が吹き飛ばします。多くのホタルが死に、生き残れたのは8匹だけでした。キラは目がつぶれ、アイはもう光ることができません。おやどもつぶれてなくなってしまいました。
以前から、周囲の自然が失われていく事を嘆いていたクワガタさんは、ピピたちに今こそ川の上流へ向かって移動する時だと言い出します。そこは虹のかかる美しい場所だと。たどりつくまで、多くの苦難が待ち受けているかもしれません。しかし、ピピたちは勇気をふるいたたせて出発します…。

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