シートン動物記
狼王ロボ
灰色グマワープの一生 |
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上映時間:50分<狼王ロボ>
50分<灰色グマ> |
| 原作: |
アーネスト・T・シートン
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<狼王ロボ>
大自然の中で人間と動物は
共に生きようと思った。
この物語は、真実の物語である。カランボーという所は北ニューメキシコにある、壮大な牧草地で、なだらかな丘陵の波打つ大高原で水が豊かだった。ロボというのは、この地方全区域にわたって、勢力をふるっていた一匹の雄の狼の名前です。並外れた大きくたくましく何年もの間カランボー谷を荒らしまわった聡明な狼の王様で、狼の群れを率いる指導者であった。羊飼いや牧場関係者は誰でもこの狼を知っていた。
ロボが一味を率いて現れると牛や羊は縮みあがり、牧場関係者は青くなって、震えあがった。もう何年も牛や羊を痛めつけられてきたのだから…。
夜、闇の中から聞こえてくる雄叫びが、峡谷の壁を伝ってくると牧場関係者は、ある覚悟をしなければならなかったのだ。あらゆる手を使い、どんな罠をしかけても、猟師は全てウラをかかれ、毒を入れたエサなどは見向きもされなかった。
こうして5年もの間、ロボは毎晩のように雌牛を一頭ずつ牧場主から奪い取っていたのだからすさまじい。この計算でいくと、大事な牛を2000頭以上も殺したことになるのだった。
やがてロボの首には、大変な額の賞金がかけられるようになった。しかし、牧場関係者や猟師たちが大騒ぎするわりには、ロボの率いる群れは小さく、仲間はわずか5頭だけであった。その5頭がいずれも名だたる狼ばかりで、体つきも大きく、他の群れへ行けば全てリーダーになれるほどの狼ばかりであった。その中の1頭は美しい白い狼でブランカという名で呼ばれ、おそらくロボの奥さんではないかと想像されていた。
賞金を狙って各地域から、腕自慢の猟師たちが集まってきた。それからは、猟師たちとロボとの知恵比べが始まるのである。毒薬、ダイナマイト、ワナ、鉄砲と全て逃げのびてきたロボであったが、たった一つだけ弱点があった。それは…。
<灰色グマワープの一生>
大自然の中で人間と動物は
共に生きようと思った。
母親の灰色熊が、子どもを引き連れて山のなかをあちこち歩き回っていた。小さなコロコロした仔熊を四匹つれていた。このようなことは、めずらしい事で、なぜなら灰色熊の母熊は二匹以上の仔熊を産むことはめったにないからだ。
今は、ちょうど7月、森には、おいしい食べ物がいくらでもあった。ここで仔熊たちはイチゴの食べ方や、丸太や平石を両方の前足で持ちあげて、アリや地虫などの食べ方を母熊から教わったのです。
ある日、二匹の仔熊が、恐ろしそうな叫び声を上げていました。母熊が駆けつけてみると、放し飼いの大きな雄牛が頭を下げて太い角を仔熊にむけて突き掛ろうとしているところです。母熊は雄牛めがけて飛び掛ると大きな前足でなぐりつけました。立ち上がるスキを与えず鋭い爪を立てて仔熊を救った。
血を流し、傷だらけの雄牛を見つけた牧場主は、すぐに灰色熊の仕業だとわかった。雄牛の足跡を逆にたどって河を渡り、土手を上がって追いかけたのです。
四匹の仔熊を連れた灰色熊を見つけると、牧場主は、ドキッとしてライフル銃を構えた。母熊も人間に気付き「みんな早く早く森の中へ逃げ込むのよ」母熊は銃のこわさをよく知っていたのです。森の中へ逃げ込めば安全なのだ。「早く早く」ダーン!
母熊は体に激しい痛みを感じた。ダーン!
ダーン!ダーン!…続いて三匹の仔熊が宙に舞った。母熊は、猛然と人間の方に向きを変えると跳び掛ろうとした。
ダーン!次の瞬間一発の銃弾が母熊の肩を撃ち抜きドサリと地上に倒れた。仔熊のワープは森に向かって必死に走った。それが母熊と兄弟との最期の別れになろうとは…それから仔熊のワープは一人で生きていかなければいけないのだった。そして…。
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